【外壁塗装】失敗しない色の選び方!

外壁塗装&屋根塗装のお役立ちコラム

外壁塗装を契約したはいいけど、塗装色について全く考えていなかった!

という方は意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回は、失敗しない外壁塗装の色の選び方について失敗例も含めご紹介していきたいと思います。

【外壁塗装】よくある色選びの失敗4選

まずはよくある色選びの失敗例をご紹介致します。

思っていた色と違った

1番多い失敗が、自分でイメージしていた通りの色にならなかったという事例です。

これは、カタログの小さな色見本でお色を決定した方が特に多く直面する問題となります。

その理由として、あくまでも色見本帳は紙に小さく塗装されているだけのものでありお家のような広い面積に塗るとお色が全く変わって見えます。

これを、面積効果といい同じ色にも関わらず面積の大きさによって色が明るく見えたり、暗く見えたりする現象のことです。

面積効果による色の見え方の違い
面積効果

こちらの画像を見比べてみると、同じ色にも関わらず大きい四角の方が色がより明るく見えます。

逆に暗い色の場合には、小さいほうがより暗く見えます。

外壁塗装の際、小さい色見本帳で色を決定してしまう事で面積効果により思ってた色と違ったという結果になってしまう事が多いです。

玄関ドアや付帯部と色が合っていなかった

元のお家のお色から心機一転、全く違う色にしてみたという方に多いのが玄関ドアや付帯部(サッシ)との色のバランスが合わなっかたという事例です。

折角外壁色はお気に入りなのに、全体のバランスが合わないとなるとショックですよね。

外壁塗装の色決めの際には自分の気に入るお色を選ぶだけでなく、玄関ドアや付帯部などのお色とのバランスも考えましょう。

艶の選択を間違えてしまった

外壁塗装のお色決めは、実は塗装色だけではありません。

一緒に決めなくてはいけないのが艶についてです。塗装色と同じく、あくまでも個人の好みによりますが艶の選択によって仕上がりイメージが変わります。

選べる艶の幅は、使用塗料によって変わりますので施工業者へ確認しましょう。

配色の調和が取れていなかった

外壁を2色配色にしたい、また現状が複数の配色が使われているご自宅の場合、先程記述した玄関ドアや付帯部の配色に加え外壁同士の配色のバランスも大事になってきます。

1つ1つのお色が好みで選んだけど、いざ塗り終わって全体のバランスが取れていなかったという事がないように配色のバランスは大事にしましょう。

失敗しない色の選び方

さてよくある外壁塗装の色選びの失敗例をご紹介いたしましたが、ではどのように塗装色を決めたらいいのでしょう。

よくある外壁塗装のお色の決め方とそれぞれの注意点をご紹介致します。

カタログ(色見本帳)を利用した色決め

外壁塗装をご検討の際、塗料のパンフレットと一緒に選べるお色の一覧が記載されているカタログを渡されると思います。

カタログ(色見本帳)を使用したおすすめのお色の決め方は、まず青色系・赤色系など選ばない色を選定することです。大体の色見本帳では、同系色のお色でまとまって記載されている場合が多いです。

その為、そこからまず選ばない系統のお色を候補から除外し気になる系統のお色を絞りましょう。そこから、他の色決めの方法へと移行することがオススメです。

カタログ(色見本帳)のみでお色を決める場合には、薄いお色をご希望の場合には1段階明るいものを、暗いお色をご希望の場合には1段階暗いものを選択することで面積効果によるイメージの違いの差を埋めれることがあります。

ですが、カタログ(色見本帳)のみを使用したお色選びはイメージも湧きにくい為あまりオススメ出来ません。あくまでもお色選びの入り口として考えても良いでしょう。

大判の塗り板を利用した色決め

外壁塗装業者の多くは、使用する塗料の塗り板(A4サイズ前後サイズの板に塗料を塗ったもの)と呼ばれるものを所有していることがほとんどです。

こちらを所有しているか、また貸し出しを行っているかは施工店によるので確認してみましょう。

塗り板を利用した色決めのポイントは、家の中で確認するだけでなく日の当たる場所や日陰でもチェックすることがオススメです。

また、ご家族に協力してもらい、外壁に当てた状態で遠くからどのように見えるかもチェックしてみましょう。

カタログ(色見本帳)を使用した色決めに比べると、より塗装後のお色に近い為イメージが湧きやすいです。現状に近いお色をご希望の方には、塗り板のみでのお色決めでもオススメはできます。ですが、現状のお色からガラッと雰囲気を変えて全く別のお色にしたいという方の場合、全体のイメージが湧きにくい場合があるので注意が必要です。

カラーシミュレーションによる色決め

外壁塗装のカラーシミュレーションでは、実際のお家のお写真を取り込み外壁に色を載せる事でより仕上がりに近い状態を確認することが出来ます。

また、玄関ドアや付帯部のお色とのバランスも写真で確認出来る為1番オススメの色決め方法と言えるでしょう。近隣のお家とのバランスも大事にする方は、引きで撮影したお写真でシミュレーションを行う事も可能です。基本的にはご自宅の正面のお写真を使用することが多いですが、例えば「ベランダの配色が気になるから裏の写真がいい」などこだわりがある場合には自分が一番気になる角度から撮影した写真でシミュレーションを依頼しましょう。

施工業者が無料でカラーシミュレーションを行ってくれることもありますが、カラーシミュレーションを行っていない業者もあります。

その場合個人で有償で依頼する事になりますが、1つのお色の作成で1万円~2万円程料金がかかります。お色にこだわりがあり、色々比較してみたい方はカラーシミュレーションを無料で行ってくれる業者を選ぶことをオススメします。

ただし、施工業者が無料で作成してくれるのは5パターン前後と規定がある場合が多い為色見本帳で色の系統を絞り、大判色見本でそこから更に選定した上でシミュレーションの色を指定することがオススメです。

注意点としては、ご自宅の状態や周辺環境によって色の見え方が変わってしまうため実際塗装した時とシミュレーションの色とでは異なってしまう事があります。また、艶による差をシミュレーションで出すことは出来ません。その為、シミュレーションでも差が出てしまう事は忘れずにあくまでも色選びの補助的な役割の物と考えましょう。

使用塗料メーカー名+色名で検索してみる

カタログ(色見本帳)や大判色見本、カラーシミュレーションと同時に行う事を強くオススメしたいのが【使用する塗料のメーカ名 色名(色番号)】で検索をしてみる事です。

最近ですと、様々な施工業者が施工事例をHP上に掲載している為この検索方法で実際にその色で塗装されたお家の写真を確認することが出来ます。しかし検索してみると、周辺環境や材質・時間帯などにより同じ塗料の同じ色の筈なのに色のイメージが違うと感じるお写真が出てくると場合があります。

このくらいの差なら許容範囲と思う方と、こっちのイメージになるなら嫌だと思う方がいると思います。その場合には、その写真の掲載もとのページに飛びお家の材質や艶についての情報も確認し比べてみましょう。

【必見】それでも色を決めれる自身がない方へ

ご紹介した色決めの方法でもどうしても色を決めれる自身がない方は、依頼する施工業者が実際に過去に塗装したお家を見せてもらえるか確認してみましょう。

お客様の住所を教えるわけにはいかないので、多くの場合施工業者の方に実際に連れて行ってもらう事になります。その為、色にこだわりのある方は契約前に施工業者が使用する塗料の色を調べ色を2候補くらいにまで絞っておきその色の実際に施工したお家を見せてもらう事は可能か事前に確認しましょう。そして、業者選びの選択肢のうちの一つとして考えてもいいでしょう。

もう契約をしてしまったけど、どうしても色が決められなくて悩んでいるという方も一度施工業者に問い合わせてみると良いでしょう。悩んでた色で実際に塗装した家がすぐ近所にあったなんてこともあり得ます。しかし、近隣にはない・その色で施工したことがないという事も勿論あり得ます。また、基本的には上でご紹介した方法で決めるのが一般的なのであくまでお願いするという姿勢は忘れないようにしましょう。

実際に施工した家を見せてもらう事が難しい場合にも施工写真をみせて貰える事もありますし、とにかく悩んだら、まずは施工業者へ相談してみましょう。

まとめ

外壁塗装の失敗しない色の選び方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

折角お家が綺麗になったのに、色が気に入らなくて後悔はしたくないですよね。お洋服のように試着が出来たりするわけでは無いので、悩んでる方も多くいらっしゃるかと思います。

紹介した色選びの方法が色選びに悩んでいる皆様のお役に立てると嬉しいです。

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