外壁メンテナンスをする必要性と適正年数 モルタル編

初めて塗装工事をご検討の方へ

前回の記事では、外壁塗装工事全般にいえる外壁塗装工事をする必要性と適正年数のサイディング編を語らせて頂きました。

今回ではその記事のモルタル版

外壁がモルタル外壁であった場合の、外壁メンテナンスの必要性の適正年数について詳しく解説していきます。

まだ読んでいらっしゃらない方はぜひこちらの記事も読んでみてください。

ではいきます。

そもそもモルタルってなに?サイディングと何が違うの?

みなさんは『モルタル』をご存じでしたでしょうか?

言葉は知っているけど詳しくは知らない。という方がほとんどなのではないでしょうか。

モルタルとは、セメント(または、生石灰)に砂を混ぜ、練り上げたものです

そのモルタルを使って作られた外壁を、『モルタル外壁』といいます。

モルタルとサイデイングのメリットデメリット

戸建住宅に多い「ラス下地セメントモルタル塗り壁」は、調合、混練されたセメントを、針金を網状に組んだワイヤーラス、または、薄い鋼飯に刻み目を入れて引き伸ばし網状にしたメタルラスに塗り上げて仕上げられます。


重厚感があり、人気の外壁です。

戦後にはモルタルの家がほとんどだったのですが、サイディングと比べると工期が長く、費用も高いので最近のお家はサイディングが多いです。


モルタルにおけるひび割れ、はがれ等の異常は、下地強度の問題ラスの取付方法セメントモルタルの配合塗布厚さの不足等の要因があり、多くは施工管理上の問題で発生します。

モルタルに外壁メンテナンス(外壁塗装)は必要あるの?

結論から申し上げますとあります

モルタルはひび割れを起こしやすく、軽度なひび割れであるならば異常個所のみ補修して上塗りをすれば解決できます。

ですが、ひび割れが大きい場合かきおとして下地から補修する必要がでてきてしまい、費用も膨大になってしまい、強度も落ちてしまいます。

それだけではなく、サイディング同様年月が経つにつれ表面に施された塗装の防水機能が低下することで、様々な劣化症状が発生してしまいます。

ですので、定期的な外壁塗装(メンテナンス)を行わないと費用が莫大に掛かり、工期も伸び、お家の寿命も短くなってしまうので、モルタル外壁においても「費用がかかってもいい」、「お家が壊れようとどうでもいい」という方以外は外壁メンテナンス(外壁塗装)は必要不可欠といってもいいですね。

では、どんな劣化症状が発生してしまうのでしょうか。

モルタルをそのまま放っておくとどうなるの?


防水シートが内部に入っているのですが、もし大きなひび割れが発生すると、この部分から雨水が入り、防水シートが機能しなくなり、 構造体を傷め白蟻の被害を受けることになるので、住宅の耐久性に重大な影響を与えます。

そうしてお家の建っている力が弱くなり、ボロボロのお家となってしまい、建物の骨格が腐食してしまうと、建て替えが必要になります。

そうなる前に適宜外壁メンテナンス(外壁塗装)をしていくと安上がり且つお得です。

モルタルの劣化症状(メンテナンスをするべきサイン)

モルタル外壁に塗装が必要な症状

汚れ

空気中のチリ、鉄さび、油脂類の付着、藻・カビの付着繁殖等による汚れと腐食した鉄材のサビによる汚れ。外観の問題。

浮き・はらみ

モルタル塗りの層間や、下地との接着面が剥離している状態

塗装による防護機能が完全に失われている

ふくれ

浮きが進み凸状にはらみが起きている状態

塗装による防護機能が完全に失われている

ひび割れ

モルタル塗り面のわれと、下地もわれている場合がある

剥離

モルタルの層が剥がれて落ちること

塗装による防護機能が完全に失われている状態

エフロレッセンス

モルタル表面に析出した成分と空気中の二酸化炭素が反応して白色の物質が付着した状態

ご自分でもセルフチェックしつつ、不安があればプロの優良外壁塗装業者にお願いしましょう!

上記のようなモルタル特有の異常現象の有無を事前に確認しなければなりません。

モルタルは何年経つと塗り替えた方が良いの?

外壁塗装業界では一般的に10年がメンテナンスの適正年数とされています。

サイデイングも7~10年でした。

モルタルでもメンテナンス適正年数は8~10年となっており

適切なタイミングで外壁メンテナンス(外壁塗装)を行えば30年持つと言われております。

外壁塗装工事は安いものではないので、費用を節約するために10年で塗装し直すべきところを、20年以上放置したくなる方もいらっしゃるかと思います。

では、もし外壁塗装をせず20年以上モルタル外壁を放っておいてしまうとどうなるのでしょうか?

そう、雨漏り、隙間風、虫の侵入を許し、そうして家はボロボロになり修理費用が余計にかかることになります。


結局は、外壁塗装を適切に行なっておいた方が安上がりだったということになりかねません。
そのため、塗装の劣化の兆候をいち早く察知し、適切なタイミングでメンテナンスをすることが重要になります。

適切時期に外壁メンテナンス(外壁塗装)を行ってお家の寿命を保ちお金の節約をしましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はモルタルにおけるメンテナンスの必要性と適正年数について書かせて頂きました。

外装メンテナンス(外壁塗装)が必要かもしれないなと感じた方は

怪しげな訪問販売に注意をして、信頼できそうな地域密着型の外壁塗装業者に無料見積もり依頼をだしてみてください。

優良塗装業者でしたら外壁塗装が必要ない場合はきちんと伝えてくれます。

メンテナンスが必要だな。と思った方は是非こちらの記事も参考にしてみてください。

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