外壁塗装の見積もりを取ると工程のひとつに「付帯部」の文字があるかと思います。外壁塗装にあまりなじみのない方は付帯部が何か分からない方もいらっしゃるかと思います。
また、付帯部と記載されていても「付帯部全てを塗装する」という意味ではない所も注意が必要です。
この「付帯部」は、軒天、雨樋、雨戸、破風板、帯などを指します。後程詳しくご紹介していきます。
また、付帯部まで塗装する必要はあるのか疑問に思う方もいるかもしれません。
今回はその「付帯部」について。付帯部も同時に塗装する必要があるのか、メリットデメリットをお伝えしていきます。
どこが付帯部なのか
付帯部とは、屋根・外壁以外の細かい部分を指します。具体的には、雨戸・戸袋、軒天、雨樋、破風、玄関ドア、バルコニー、鼻隠し、霧除け、手すり、シャッター、シャッターボックス、水切り、基礎、庇などです。
また、「付帯部全箇所」との記載でも業者によりどの部分を指しているのか業者によりさまざまなので確認すると良いでしょう。
付帯部を塗装する理由
さて、ではなぜ付帯部を塗装するのでしょうか。付帯部は直接建物の劣化に関係しているわけではないですが、放っておくと付帯部自体が劣化していき、交換や修理の必要が発生します。そうすると塗装以上の費用がかかってしまいます。そうならない為にも定期的に塗装をしていくことで余計な支出を抑えることに繋がります。
しかし、外壁塗装だけでも決して安くはない工事ですから、「わざわざ同時に付帯部も塗装することないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、外壁塗装と付帯部塗装を同時に行う事は多くの利点があります。
節約になる
まず第一に、屋根・外壁塗装と付帯部を同時に行うことで節約になります。
もちろん、「一度に大きな金額は出せないから別でやりたい!」と思う方もいらっしゃいますよね。
しかし、最近ではローンでの支払い方法を採用している塗装業者も多く、何より付帯部単品で行いますと割高になってしまう上に、足場が必要になる箇所では約20万円もの差が出てしまいます。
そのため、屋根・外壁塗装を行う方の約9割が付帯部も同時に塗装する選択をしています。
塗装を忘れずに済む
これは屋根塗装にも言える事ですが、外壁塗装、屋根塗装、付帯部塗装、全てに最適の塗り替えタイミングが存在します。それはどれも10年前後と言われており、これらがバラついてしまうと、「外壁塗装は5年後で、屋根塗装は7年後。軒天塗装は3年後で雨樋塗装は何年後だったかな?」のように把握が大変になってしまいます。
屋根・外壁塗装は信用できるお得意様の塗装業者がいない限り、相見積もりから始まりますから手間が多いですよね。
それを「外壁塗装」「屋根塗装」「雨樋塗装」「外塀塗装」など全てに行っていたら時間もお金も勿体ないことになってしまいます!
しかし、全て任せた塗装業者が悪徳業者で全て失敗されたとなるのは困りますよね。心配の方はこちらの記事をお読みいただければ最低限の悪徳業者は見抜けるようになるかと思います。
美観を損ねない
せっかく屋根・外壁塗装を行い綺麗になったお家に汚く色あせた雨樋や雨戸、戸袋があると残念な仕上がりになってしまいます。
そこで、付帯部も同時に行うことでお家全体が綺麗になります。
付帯部塗装の費用相場
上記はあくまで相場であり、使用する塗料などによっても変化するので参考程度にと思って下さい。
付帯部が起こす外壁塗装トラブルを避けよう
付帯部塗装ではある部分がよく問題になります。それは、「付帯部塗装との記載で全てやってくれるかと思ったが違った」というもの。
聞かれなくともどの部分を説明するのが良い業者です。しかし、そもそも説明を行わないずるい業者や、説明を忘れていた場合。説明していてもお客様自身が聞いていなかった場合など様々な状況によりこういったすれ違いが発生します。
それらを避けるためにもどこの付帯部を塗装し、どこの付帯部を塗装しないのか、文字に起こしてもらうと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は屋根・外壁塗装における付帯部塗装のお話でした。
直接建物の劣化に関係する塗装ではありませんが、建物を維持するための機能を持つ付帯部。
定期的に塗装する事で費用の無駄な支出を抑えていきましょう。
また、付帯部塗装は単品で行うと割高になってしまう工事でしたね。塗装時期を忘れない為にも屋根・外壁塗装と共に行うことがオススメの付帯部塗装工事でした。
是非本記事を読んでお得に塗装を行ってください。