外壁塗装をお考えの方は相見積もりをとりますよね。
相見積もりをとるために塗装業者に連絡を取ると「まずは現地調査にお伺いさせて頂きます。」となったはずです。
いきなり我が家にお邪魔されるのは不安だと感じる方も多いかと思います。
そこで今回では、現地調査とはいったいどのようなことをするのでしょうか。用意するものとは。詳しく解説していきます。
現地調査でお見積もりの値段が決まるので悪徳業者を見抜くためのも是非ご覧になっていってください。
まず現地調査って何?
現地調査とは、外壁塗装の見積もりを出すために必要な情報を調べる事。
相見積もりをとる際に1番初めに行う事です。
- 外壁塗装業者に連絡をする
- 現地調査に来てもらう
- 見積りをつくってもらう
- 外壁塗装してもらう塗装業者を決める
のざっくりとした流れです。
つまり、見積金額も行う工事も現地調査によって決まります。
自分の家にふさわしい、必要な工事を正しく行うためにはこの「現地調査」が重要なものとなります。
また、現地調査ではじめて外壁塗装業者の人と会うので信頼できる業者かどうか、ここでもしっかり見極めましょう。
現地調査とはどんなことをするのか。時間は
現地調査にかかる時間は意外に短く、30分前後とみておけば間違いないです。短すぎると調査していない可能性がありますし、長すぎるのも要領が悪いので、現地調査でも優良塗装業者かどうか見極める材料になりそうですね。
では、現地調査とはどのようなことをするのでしょうか。
現地調査では、そのご自宅が外壁塗装をする際、どのような工事が必要なのかをお客様から聞き取りをし、専用の道具などを使用し、調査していきます。
屋根や外壁、コーキングがどの程度劣化しているのか、鉄部のサビはどうか、遮熱や防カビなど、どのような効果が必要か、などをみていきます。
ですので、プロでない場合、提示されたものが本当に必要なものか信用が難しくなります。
現地調査とはどんなことをみるのか
現地調査をもとに見積もりをつくるという事は
- 外壁の材質と劣化状況
- コーキングの劣化状況
- 屋根の材質と劣化状況
- 塗装面積
などの調査を専門の道具を使いながら行っていきます。
外壁の劣化状況
チョーキング:壁を指でこすった際に白い粉が付く状態。表面の水分が蒸発し、油分だけが残り、手につく。塗料の劣化を意味しています。
外壁の反り:言葉の通り、外壁が反って浮いていること。釘などで補修出来る場合もあるが、無理な場合張り替えになる。
ひび割れ:外壁塗装業界ではクラックと呼ばれる。クラックの大きさ深さによっては雨漏りの危険性がある。
カビ・コケ:日が当たりにくく、カビやコケが繁殖しやすい外壁にはカビやコケが繁殖しにくい塗料を使う。
コーキングの劣化状況
ひび割れ:ひび割れが起き、雨漏りを引き起こしやすい状態
破断:大きいひび割れ、中がしっかり見れるくらいのひび。
肉やせ:コーキングの厚みが薄くなってきている状態。ここからどんどんひび割れや破断につながっていきます。
欠落:コーキングが剥がれ、中身が見えてしまっている状態
コーキングは、外壁と外壁のクッションというとても重要な役目をする部分なので、しっかり見ていく必要があります。
屋根の劣化状況
屋根のような高い場所は高所ポールやドローンを使って現地調査していきます。
屋根の材質は何か、塗り替えにするか、貼り替えか、縁切り(タスペーサー設置)は必要か、ひび割れはあるか、コケや、塗料の剥がれ具合はどうか、などをみていきます。
他にも、ベランダ、雨樋、軒天など細かく調査していきます。
塗装面積
塗料の単価は1㎡当たりの値段なので、塗装面積によってもかなりお値段が変わっていきます。
塗装面積を算出するために外壁塗装業者はメジャーや、測定器を使って長さを計っていきます。
現地調査までに用意しておくものはあるか
お家の図面、工事仕様書、があると便利です。
こちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。
伝えた方がいいこと
相見積もりをとるには、すべての業者に同じ要望を伝える必要があります。
築年数
今までの塗装回数
材質
要望
- 希望予算
- 希望工期
- 〇〇時~〇〇時
- 希望色
- 期待する効果
- 希望塗料
- 「どんな塗料がいいか分からないので提案してほしい」
- 気になる箇所(雨漏り、ひび割れ)
- 塗り分け
- ペンキの匂い
多くの場合、外壁塗装業者からのヒアリングがあるはずなので、聞かれない場合は怪しんでも良いかもしれませんね。
また、相見積もりをしていることも伝えたほうが足元を見られ、値上げされることもなくなるので、相見積もりは必ず行い、必ず伝えるようにしましょう。
現地調査にかかる費用
ほとんどの外壁塗装業者では現地調査をはじめ、お見積にかかる金額は全て『無料』です。
多くの場合、契約を結ぶまでかかるお金はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は外壁塗装の現地調査について解説させていただきました。
相見積もりをとる際に必ず行われるこの現地調査がなにをするものなのか、ご理解いただけたかと思います。
現地調査の際は是非上記した要望をメモに書き、伝えてみてはいかがでしょうか。
現地調査と、数回の打合せを終え、見積もりを出してもらいます。次回はその見積もり確認編です。