外壁材の種類について

初めて塗装工事をご検討の方へ

外壁といっても様々な種類があり、外壁材のそれぞれ特徴を持っているので詳しく解説していきます。

モルタル

特徴

セメント・石灰・砂などを水に混ぜて作られた外壁です。築30年近い住宅はモルタルが使用させている場合が多いです。塗料の効果が切れるとモルタル部分に対して、ヒビ割れなどの劣化が起りやすくなります。

メンテナンスのサイン

・ひび割れ
・チョーキング

窯業系サイディングボード

特徴

セメントなどが混ぜられて作られた板状のボードです。寒い地域でよく発生する凍害と言われる症状に弱く、定期的にメンテナンスを行わないと長持ちしません。

メンテナンスのサイン

・コーキングの劣化
・ボードの反り
・凍害

金属系サイディングボード

特徴

スチールやアルミなどの金属素材をもとに作られた板状のボードです。金属であるためサビの発生などはありますが、断熱・防火などすぐれた機能を持っています。

メンテナンスのサイン

・コーキングの劣化
・塩害、白錆

樹脂系サイディングボード

特徴

塩化ビニル樹脂を主な原料にして作られた板状のボードです。弾力・耐久性などすぐれた特徴をもっています。

メンテナンスのサイン

表面塗装ではなく顔料が練り込んであるため基本的に再塗装は不要と言われています。

ただし、耐火性能がなく、単色でカラーバリエーションが少ないのが国内で普及しない理由だと言われています。

木質系サイディングボード

特徴

木材で作られた板状のボードです。素材が木材なので劣化には弱いですが、色合いや風情ある外壁を楽しむことができます。

メンテナンスのサイン

・塗装の効果が切れると劣化しやすい
・チョーキング

ALCボード

特徴

コンクリートを軽量化した外壁材です。マンションなどによく使われています。

メンテナンスのサイン

・コーキングの劣化
・ひび割れ
・チョーキング

コンクリート壁

特徴

セメント・砂などを混ぜられて作られたものです。とても強度が高いのですが、防水機能等が失われると劣化が進みます。凍害などの症状が発生しやすいです。

メンテナンスのサイン

・ひび割れ
・爆裂

漆喰

特徴

消石灰・砂などが混ぜられて壁に塗られたもの。メンテナンスフリーで高機能な外壁です。お城や蔵の外壁で昔から使われているものとなります。

メンテナンスのサイン

・汚れ
・傷がつきやすい

まとめ

外壁の特徴を知っていれば、どんな塗装にすれば良いのか、また塗装業者が言っていることは本当なのか、ご自身で判断できるようになります。

悪徳業者に騙されないためにも、ご自宅の外壁材の特徴を覚えておきましょう。

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