「すぐにでも外壁塗装をしたいけれど、まとまったお金がない…」という場合には、ローンで支払うという選択肢もあります。あまり知られていませんが、外壁塗装工事の支払いでも、ローンを組むことができます。
この記事では、外壁塗装工事に使えるローンや、気になる返済シミュレーションなど、外壁塗装工事のローンに関して知っておくべき情報をご紹介していきます。ローンを使っての支払いに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装工事をローン支払いでお考えの方
一般的な代金の支払い方法
外壁塗装の工事に掛かるお金をどうやって支払うのか、一般的には以下の3種類に分けることができます。
- 現金 振込
- クレジット払い
- ローン払い
外壁塗装の業者の多くは、現金支払いに対応しています。これは、業者にとって余計な費用を支払うことなく、一括で現金を手に入れられるからです。
ただし、依頼者にとって一度に100万円の現金を用意するのは負担が大きいのも事実です。もし、現金を用意するのが難しい場合はローンを活用してみましょう。
こんな人にはローンの利用がおすすめ!
下記のチェック項目に一つでも該当する方は、ローンの利用も視野に入れて検討するのがおすすめです。
☑ 手元に外壁塗装工事に充てるお金がない
☑ 大学・高校進学を控えた子供がいるので、貯金を使いたくない
☑ 外壁の劣化がかなり進行していて、予想以上に工事費用がかかる
☑ 長期的な視点から塗り替え費用を抑えるために、割高でも、耐久性に優れた最高級塗料を選びたい
ローンを利用するメリット
最大のメリットは、手元にまとまった費用がなくとも、外壁塗装工事ができることです。
外壁塗装工事は、やりたい時にやればいい、というようなものではありません。雨漏りが発生していたり、コンクリートの剥落が生じていたりと、劣化が進行してしまっている場合には、すぐにでも工事をする必要があります。
そんな時に「お金が貯まってから…」と悠長に構えていると、建物自体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
劣化が加速度的に進行し、建物の資産価値がどんどん失われていくことを考えると、ローンを組んででも外壁塗装工事をした方が賢い選択である場合もあるのです。
ローンは何を基準に選べばいいの?
既に住宅ローンを組んでいる場合は、同じ金融機関へ相談を

外壁塗装工事を検討されている方の多くが、すでに住宅ローンを組んでいて、返済中という状況ではないでしょうか。その場合、金利優遇制度を受けられることもあるため、まずは同じ金融機関に相談してみるのがおすすめです。もしも既に組んでいる住宅ローンの金利が高い場合には、外壁塗装工事を機に、低金利の住宅ローンへ外壁塗装工事の資金ごと借り換えるという方法もあります。
金利で選ぶなら、銀行の有担保ローン
「金利の安さ重視」という方には、銀行の有担保ローンがおすすめです。しかし、担保を設定する必要があるため、手続きが多く審査に時間もかかりますが、その分、金利を低く抑えることができます。
気を付けておきたいのが、有担保ローンを組む際に必要となるのが、担保にする不動産の調査費用や登記における費用、事務手数料などが必要となります。場合によっては、結果的に金利の高い無担保ローンと支払う総額が変わらなくなることもありますので、諸経費も含めて事前に見積りをしてもらうとよいでしょう。
手軽さを選ぶなら、無担保ローン
「手軽にお金を借入したい」という方におすすめなのが、無担保ローン。有担保のローンに比べると金利が高くなりますが、手続きが少なく、審査期間も短いというメリットがあります。
※無担保ローンは、銀行や信販会社など多くの金融機関で取り扱いがあります。また、塗装店を通して申し込める場合もあります。
「住宅ローン」と「リフォームローン」の違い
リフォームローンは住宅ローンと比べ、審査に必要な書類が少なく、保証人が必要ない場合が多いというのが大きな特徴です。審査が早く進み、融資をスピーディーに受けることができるため、リフォームの着工が早く行えるといったメリットもあります。
ただし、借入金額が少なく、借入年数が短いのも特徴で、金利もリフォームローンのほうが高めとなっています。大規模なリフォームの場合だと、住宅ローンが利用できるので、どの程度の金額が必要になるかを考え、うまくローンを選びましょう。
人気リフォームローンの比較一覧表
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商品名 | リフォームローン | ネットDEリフォームローン | リフォームローン | リフォームローン | りそなリフォームローン | リフォームローン ニューリビングプラン(残債型) | セゾンのリフォームローン | リフォームローン | Mr.リフォームローン | りそな大型リフォームローン |
特徴 | 低い固定金利が魅力!ネットやイオン店舗で返済手続きOK | ネットで申し込める、スピーディーな手続きが魅力 | エコリフォームやバリアフリー化は金利がお得 | ネットから仮申し込みが可能。地域によってさまざまなサー… | 実家のリフォームにも使える!分割での借り入れも可能 | 1年間は分割手数料のみの支払い!固定金利で安定 | 少額を借り入れして少しずつ返済できる!カード会員は低金利に | 大きな金額を細く長く返済したい方に | 100万円までは年収証明不要!簡単手続きが魅力 | 無担保・有担保を選べる、高額のリフォームローン |
借入可能金額 | 30万円~500万円 | 50万円~1000万円 | 10万円~500万円 | 10万円~1500万円 | 10万円~1000万円 | -(web審査) | 30~500万円 | 最高2000万円 | 10万円~1,000万円 | 50万円~3,000万円 |
借入年数 | 1年~10年 | 6ヶ月~15年 | 1~15年 | 1~15年 | 1年~15年 | – | 1~25年(同社住宅ローン利用者は1~35年) | 最長20年 | 1年~10年 | 1年~35年 |
金利 | 固定金利型(2.500%) | 変動金利型(1.99~2.875%) | 変動金利型(3.975%)または固定金利型(4.100~4.750%) | 変動金利型(地域差有) | 変動金利型(2.000~3.975%) | 固定金利型 | 変動金利型(2.500~3.500%) | 変動金利型(2.000~3.275%)・固定金利型(2.100%~3.100%) | 変動金利型(2.475~4.475%) | 変動金利型(2.475~2.975%)・固定金利型(3.000%~4.200%) |
担保 | 無担保 | 無担保 | 無担保 | 無担保 | 無担保 | – | 無担保 | 無担保 | 無担保 | 無担保・有担保 |
商品リンク | イオン銀行公式サイトで見る | 三菱UFJ銀行公式サイトで見る | みずほ銀行公式サイトで見る | JAバンク公式サイトで見る | りそな銀行公式サイトで見る | ジャックス公式サイトで見る | クレディセゾン公式サイトで見る | 中央ろうきん公式サイトで見る | 住信SBIネット銀行公式サイトで見る | りそな銀行公式サイトで見る |
返済シュミレーション
金利について
金利は有担保の場合0.6%~、無担保の場合3~18%が相場です。各金融機関や商品によって異なりますので、詳細はお問い合わせください。
※上記の金利は、あくまでも目安です。
分割払いシミュレーション
【例】実質年利2.65%のシミュレーション

下記サイトでは、返済額のシミュレーションが可能です。
*住宅保証機構株式会社 住宅ローンをご利用になる場合の返済額を試算します https://loan.mamoris.jp/
知らないと損!地方公共団体によるリフォーム支援制度
見逃されがちなのが、各地方公共団体のリフォーム支援制度。都道府県が実施しているものと、市区町村が実施しているものがあります。支援の中身は、年度によって、また各地方団体によっても異なります。支給の対象数に達し次第、先着順で締め切ってしまう場合もあるので注意が必要です。
*詳細は地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度検索サイト(令和2年度版)
まとめ
外壁塗装工事には、それなりの費用がかかるため、ついつい目の前の出費を抑えようと、後回しにしてしまいがちです。しかし、放っておいたがために、後々さらに費用のかかる大がかりな補修工事が必要になってしまうこともあります。最悪の場合、建物が早々に寿命を迎え、建物という資産そのものを失ってしまうことにもなりかねません。
まずは建物の劣化状況から工事が必要なのかどうか、正しく見極めることが重要です。その上で、すぐにでも工事が必要な場合には、選択肢の一つとしてローンでの支払いを検討する価値は充分にあります。
ローンのご利用にあたっては各金融機関に御相談の上、無理のない返済計画でご利用ください。