外壁塗装の基本である相見積もりを行うと、外壁塗装業者に断りを入れるという事は必須になってきます。しかし「断る」という事が苦手な方も多くいらっしゃいますよね。
見積もり依頼を頂いた業者は熱心に依頼主様の事を考えながら誠意とプライドを持って真剣に調査し、見積もり作成を行うので、そのことを考えて下さる依頼主様は断る際に「申し訳ない」と罪悪感を感じてしまうものですよね。
しかしどんなに良い業者たちだったとしても一社ですので「お断り」は避けては通れない行為です。
そこで今回は、 塗装業者に角が立たない上手な断り方を、具体例もまじえながらご紹介していきたいと思います。
是非ご参考にしてみてください。
外壁塗装業者への上手な断り方
やはり上手な断り方ともいえど、塗装業者も精魂込めてお仕事を行っているので「断られる」ということは気持ちの良いものではないです。
ですが、断られるのもお仕事ですので仕方のないことではあります。
ですので、「全く嫌な気持ちをさせることなく断ることは不可能」というのを念頭に置いておくのが大切です。
その上で「一生懸命家の事を考えて作ってくれてありがとう。」「誠意をもって外壁塗装の事を教えてくれてありがとう」という気持ちで断りを入れて頂けると、断られているとはいえ、「断られたけどつくってよかったな」という気持ちになりやすいです。もちろんそう思えないような業者には必要ありません。
明確な理由を言う
曖昧に言われるよりも「予算が合わない」など明確な理由を言って頂けることで、「次はこうしよう」「うちはこういうところが売りだからしょうがないな」など、塗装業者も次への対策をとる事ができ、納得する事ができます。
誠実な姿勢をもって断る
塗装業者も時間を使い、知識と経験を元に真摯に提案をしたものなので、あいまいな態度を取らず、断ると決め、感謝の気持ちを持って誠実に断る姿勢が大切です。
しつこい業者にはこう断る
断っているにもかかわらず、しつこく食い下がってくる業者もいますよね。
そういう業者にははっきりと断る姿勢が大切です。
それでもしつこくしてくる場合は「消費者センターと警察に連絡しますがよろしいですか?」と聞いてみましょう。
どうしても電話が難しい場合はメールで断る
外壁塗装を断る際は、いち早く知らせるためにも電話がオススメですが、どうしても無理といった場合にはメールで断りましょう。
メールで断りを入れることで、断った証拠となり、「キャンセルと聞いていない」などといったトラブルを避けることが出来ます。
しかし断る理由を明確にしていなかったりすると、「説明が悪かったかなあ」と塗装業者から電話が来る場合もあります。
断る際の例文
それでは実際どのようなことを言えば角を立てず断る事ができるのでしょうか。
例文をご紹介していきます。
先日はわざわざ外壁塗装の見積もりをして頂いて、ありがとうございました。
あれから家族全員とも色々検討したんですが、やはり予算が合わず、お断りしようとの結論に至りました。
いろいろ丁寧に提案して頂いてとても勉強になりました。せっかくお時間を頂いたのに本当に申し訳ありません。
またなにか機会がありましたら、その時はよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
感謝や断る理由、勉強になったなどを入れることで、誠心誠意時間を使ってお仕事をしている塗装業者も清々しくおわれるはずです。
相見積もりは必ずしよう
ここまでくると断るのが面倒になってきた方もいらっしゃるかもしれませんが、相見積もり(複数業者に見積もりを依頼する事)は必ず行いましょう。
断ることで罪悪感や手間を感じるかもしれませんが、相見積もりを行うことで
- 外壁塗装の相場が知れる
- 他の塗装業者と比較ができる
- 優良塗装業者を見極められる
- 値上げされずに済む
などのメリットが得られます。
デメリットといえばその分時間がかかるという事と、断ることが申しわけないことくらいです。
上記のようなメリットが得られるのであればデメリットなんて小さいことではないでしょうか。
塗装業者もお仕事なので、もちろん誠心誠意お客様の事を想い見積もりをつくりご提案をしますが、どうしようもないことがあることはわかっています。
より良い塗装業者に外壁塗装をしてもらうためにも相見積もりはしっかり行いましょう!
一括見積サイト
ただし、一括見積サイトには注意が必要です。
登録をするだけで複数の塗装業者に見積もりを依頼することができ、お断りも代行してくれる一方で、仲介手数料が存在します。また、一括見積サイトに登録している業者はお客様を得るために他社より値段を低く低くし、価格競争を行います。仲介手数料がかかるうえ、予算も低くしているので、その家に本当に合った塗装工事をすることが難しくなり、たった数年で再施工となり、余計にお金がかかってしまうことになりかねません。
注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
断るにも気力や体力が要りますが、誠意をもって謝れば大丈夫ですのでしっかりと相見積もりをとり、よりよい外壁塗装業者を見つけていきましょう。
次回は、外壁塗装の見積もり[支払い編]です。