外壁塗装の見積もりを確認し、契約を交わしましたらいよいよ入金です。
しかし外壁塗装をする機会はなかなかないので、
「支払方法はどういったものがあるんだろう」「一括で払わないといけないのかな」「いつ払えばいいんだろう」など疑問点が多くあるかと思います。
そこで今回の記事では外壁塗装の支払いについて詳しく説明していきます。
外壁塗装の支払うタイミング
外壁塗装工事の費用を支払うタイミングはおおきく分けて4つあります。
- 一括後払い
- 施工前・施工後の2回払い
- 施工前・施工中・施工後の3回払い
- 一括前払い
一括後払い
最も安心できる支払い方法です。
全て工事が終わった後に支払うので業者に騙される心配がありません。
2回払い
施工前と施工後に、着手金・完工金として2回支払う方法です。施主の方は一度に大金を払わずに済み、業者側は依頼主を信頼して塗装工事ができる、原材料費に使う事ができる、というメリットがあります。
3回払い
建物や工事の規模が大きく、莫大な費用になる時に使われる方法で、施工前・施工途中・施工後の3回に分けて支払います。一般的に一戸建て物件の外壁塗装で「3回払い」が採用されることは、滅多にありません。
一戸建ての工事で3回払いを指定されるようであれば、注意したほうがよいかもしれません。
一括先払い
施工前に全額を支払う方法です。
常識的に考えますと、施工前に全額を振り込ませることは滅多にありません。
悪徳業者だった場合「お金だけを受け取り、そのまま工事を完了せず連絡が取れなくなる」というケースもあります。
一括先払いの契約を迫ってくる業者には、工事を依頼しないほうが無難です。
支払い方法
外壁塗装の支払い方法は
- 現金(銀行振込)
- クレジットカード
- ローン支払い
の3つがあります。
現金
現金の場合上記のタイミングで銀行に振り込む形でお支払いをします。
一般的に外壁塗装の支払いは、現金であることがほとんどです。
クレジットカードでの支払い
近年ではクレジットカード支払いに対応している業者が増えてきています。カード払いは決済が簡単なことに加えて、カード会社のポイントが付与されやすいことも大きなメリットですよね。
一括払いにするか、分割払いにするか(可能か)どうかなどは、塗装業者に確認をとってみましょう。また、カードの利用可能額、手数料なども事前に調べておくとスムーズです。
ローン
外壁塗装は60〜100万円近くかかる高額工事のため「2回払い、3回払いでも厳しい」という方もいらっしゃると思います。
そんな時には、ローン対応の塗装業者を検討してみてください。
外壁塗装でローンを利用する場合、主に4つの方法があります。
・銀行に相談
・外壁塗装業者に相談住宅
・住宅ローンの借り入れ先に相談
・他の信販会社に相談
すでに住宅ローンを利用中の場合、同じ借り入れ先に相談をしてみてください。
場合によって住宅ローンとリフォームローン一体型の商品に借り換えできる可能性があります。 金利や条件などは借り入れ先でそれぞれ異なりますので、比較や相談をしてみてください。
塗装業者によっては、場合によって提携ローンを紹介してくれます。工事の内容とあわせて相談してみましょう。
ただし、リフォームローンを使うと一時的に出費を抑えることはできますが、担保が必要な場合や金利が発生し、結果的に費用がかさむこともあると認識しておきましょう。
また、住宅ローン・リフォームローンは確定申告で減税対象になることもあります
住宅ローンやリフォームローンを活用される場合には、工事にかかる費用や住宅の床面積、年収などの諸条件によって、減税制度(所得税の減額措置)の対象となる可能性があります。
確定申告の際にご自身で申請する必要がありますが、実質的にはコスト節約に繋がるため、ローンを利用される方は確認しておくといいかもしれませんね。
ローンについて
支払い時の注意点
外壁塗装工事の失敗のトラブルや、工事自体は成功したとしても、支払時のトラブルは依頼する方も依頼される方も気がめいってしまいますので、気を付けた方がいいことの一つです。支払うタイミングやよくあるトラブルとその対処法についても確認しておきましょう。
外壁塗装の支払い時トラブルを避けるには、必ず「全額前払い」をしない事です。
悪徳業者は「今すぐ全額払って頂ければ~%割引いたしますよ」などうまいことを言ってきますが信じないようにしましょう。
すべて払ってしまった後に、「手抜き工事」、「お金持ち逃げ」、「態度が悪くなる」なんてことが少なくありません。
一括先払いを要求してくる業者には気をつけましょう。
助成金・補助金
これは、「外壁塗装工事代金をなるべく減らしたい」方におすすめなのですが
外壁塗装工事は助成金・補助金を使える場合があります。
住んでいる自治体によっても変わりますが、15万円前後の助成金が降りる地域もあるので一度お住みの自治体は助成金・補助金が降りるかどうか調べてみてはいかがでしょうか。
火災保険
火災保険と聞くと「火災でしか使えないのかな?」と勘違いしがちですが、火災保険は火災はもちろん台風や雪害なども対象となっており、ある一定の条件を満たせば火災保険が適応されます。
ただ、「火災保険を使って無料で外壁塗装をしませんか?!」といった謳い文句で訪問営業をする悪徳業者もいるので注意が必要です。必ずしも無料というわけではないので気をつけましょう。
火災保険は
- 災害によっての損害であること。
- 3年以内に受けた損害であること。
- 外壁塗装工事費用が火災保険の免責額をうわまわる事。
によって適応されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外壁塗装工事は決してお安い工事ではない為最後まで気を抜かずにいましょう。
特に一括前払いの業者は悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。
また、助成金や火災保険など、工事費用を安くする方法もあるので是非確認してみてください。
次回は外壁塗装の見積もり[塗装工事開始編]です。外壁塗装工事はどのように始まるのか、することはあるのかなど解説していきますので楽しみにしていてください。