「何も起きていないけど屋根塗装って必要なの?」
「外壁と一緒にっていうけどする意味あるの?」
「人目に触れないし汚れても気にならない」
など屋根塗装について疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
屋根塗装も決して安くはない工事なので慎重になりますよね。
屋根塗装ってほんとうに必要なのでしょうか?
結論からいうと種類によっては必要です。
それでは詳しく屋根塗装の必要性や単価相場、屋根塗装を行わないと起こるリスクなどを解説させて頂きます。
塗装が必要な屋根の種類
屋根塗装が必要かどうかは屋根の種類で決まると書きましたが、どの種類だと屋根塗装が必要なのでしょうか。
- コロニアル屋根(スレート)
- トタン屋根
- セメント瓦屋根
- ガルバリウム屋根
一般的なご家庭ですと上記の4種類の屋根には塗装が必要です。
塗装が必要ない屋根の種類は「日本瓦」のみ。
ご自宅の屋根が日本瓦でない場合は屋根塗装が必要と考えてください。
ではなぜ屋根塗装が必要なのでしょうか。
屋根塗装の必要性
基材の保護
美観の維持
遮熱
基材の保護
屋根は常に紫外線や雨風、ほこりや有害ガスに晒されており、日々確実に劣化損傷していきます。その劣化損傷を放置していると、クラックや錆が発生し雨水が沁み込みはじめ、柱やを基材を腐らせてしまいます。
そうなる前に屋根塗装を行うことで簡単に建物の劣化損傷を食い止め、外観も綺麗な状態に持ち直すことが出来ます。
しかし、放っておけば置くほど修理が大規模になり莫大な費用がかかってしまいます。無駄に屋根塗装をする必要はありませんが、ちょうどいいタイミングで塗装工事ができれば小規模な工事で事足りますので費用も抑えられます。必要なタイミングで外壁塗装を行いましょう!
美観の維持
繰り返しますが屋根は紫外線や雨風、ほこりや有害ガスによって時間がたつと色褪せ、ひび割れ、コケなど、どんどん汚くなっていきます。
その汚れを高圧洗浄で綺麗にし、外壁塗装をすることで新築のような綺麗な外観をまた取り戻すことが出来ます。
汚れは放置しているとなかなか取れなくなりますから、資産価値を保つという意味でも洗浄は行っておいた方がいいでしょう。
遮熱
そして屋根塗装がもたらしてくれるかなりありがたい効果は何といっても『遮熱』です。
屋根は常に太陽による紫外線と、熱にさらされております。
そこで、遮熱性能の高い塗料を使用することで太陽の紫外線や熱から屋根を含めたお家を守る事ができます。また、日当たりの良いお家は「遮熱・断熱」日当たりの悪いお家には「防カビ・コケ」排気ガスや砂埃に晒されやすいお家には「低汚染性・セルフクリーニング機能」など、様々な性能を付加することが可能です。
的確な塗料を使用することでより家を長く守る事ができます。
屋根塗装を行わずにいると…
では、屋根塗装を行わずに放置しているとどのようなことになるのでしょうか。
- 雨漏りが起きる
- 台風に耐え切れない
といったことが引きおこります。
雨漏り
屋根塗装を行わずにいると防水性などが弱くなるため、雨水が屋根内部に浸水しやすくなります。そうすると雨漏りが発生し、屋根材も劣化していき腐り、室内にまでその被害は及んでいきます。
そこまでいってしまうともちろん屋根塗装だけでは直りませんからその修繕費用は莫大です。建て直しとなると費用は3000万は超えますから、定期的に屋根塗装を行った方が節約できます。
(170万円(外壁塗装+屋根塗装)×8=1,360万円)※屋根・外壁塗装は10年ごとの塗り直しが一般的。
台風に耐え切れない
屋根塗装を行わないと徐々にボロボロになっていきますから、強風や台風に耐え切れず、屋根が吹き飛んでしまう事も有り得ます。
屋根塗装の相場
屋根塗装の費用相場は
35~60万円
です。(平均的坪数・足場含)
この費用相場というのは、 坪数や塗装面積、劣化状況、劣化箇所、使う塗料の種類、元の塗料の種類によって大きく変動しますので、まずは、あくまでも参考という事で留めておいていただければと思います。
コストを抑えるために
屋根塗装も決して安くはないので出来るだけ出費は抑えたいですよね。屋根塗装で出費を抑える方法はあるのでしょうか。
外壁塗装と同時に行う
屋根塗装も外壁塗装も足場を仮設します。足場設置には一般的な住宅の場合約20万円程度ですから、屋根塗装・外壁塗装別々に行うより同時に行うことで約20万円お得に。
さらに、屋根・外壁塗装を10年ごとに行うとし、30歳でマイホーム購入、90歳まで生きるとすると計6回の屋根・外壁塗装となりますが屋根と外壁別々に行った場合は足場代だけでも240万円。同時に行った場合は120万円と、生涯で120万円の節約になります。
相見積もりをとる
同時に出せるお金がない!というからもいらっしゃいますよね。塗装業者によってはローンが適用できる場合もございますが、ここでは屋根・外壁塗装を同時に行う以外の方法を解説します。
それにはやはり、相見積もりです。
相見積もりを行うことで
- 優良塗装業者を見極められる
- 適正価格で外壁塗装ができる
- 詐欺にあわない(損をしない)
などのメリットがございます。
相見積もりを取ることで、より安く、よりこちらの事を考えてくれる、信頼できる業者と契約を結ぶことが出来ます。
※ただ安いだけの業者は手抜き作業を行い、すぐ塗装がダメになってしまう可能性があるので注意が必要です。
屋根塗装が必要かどうかチェック
一般的に屋根塗装は10年ごとの塗り直しが基本と言われております。もちろん使用した塗料や立地、材質によっても変動します。
ですから、塗り替えを行ってから7年が経ち始めましたらそろそろ塗り替えを行うべきか否かのチェックを行いましょう
※ご自分で屋根に上りチェックをするのは大変危険です。塗装業者を呼ぶか、屋根がみれるところから双眼鏡を使って確認をしましょう。
それでは屋根塗装の塗替えサインをご紹介いたします。
色褪せ(チョーキング)
屋根の色に「艶がなくなってきた」「色が薄くなってきた」「表面が白っぽい」など有りましたらそれは劣化のサインです。
劣化の第一段階が色褪せ・チョーキング(触ると白い粉が付く)状態なので、このような現象がみられ始めましたら塗り替えを意識し始める時期となります。
コケやカビ
チョーキングなど劣化が進むと今度は屋根の防水機能が失われていき、コケ・カビが発生・繁殖していきます。
そうしていきますと見栄えも悪いですし、防水機能が機能していないということですので早めの塗替えをおすすめします。
屋根の反り
塗装の防水機能が弱まり、水がしみ込んできますと温度の変化などにより吸水と乾燥が繰り返され、屋根材も膨張と反りを繰り返し、徐々に反りが大きくなっていきます。
そうしますと反りから雨水が浸水してきます。反りが起こると張り替えを行う必要が出てきますから、反りが起こらないように防水機能を切らさないようにしましょう。
屋根にヒビ
塗装の保護機能が低下し、屋根内部の成分が溶けだし脆くなっている証拠です。
屋根にヒビやずれが生じておりましたらそこから雨水が浸水してしまう可能性があるため、早めの塗り替えをおすすめします。
屋根のサビ
屋根の金属部分や、金属屋根にサビが発生するという事は、塗装の防水機能や保護機能が弱っているという事ですので早めの塗り替えをおすすめします。
サビにはケレンというサビを削る下処理を行うので、サビが広範囲にある場合は費用が高くなることも。
塗装の剥がれ
塗装が剥がれているということは、塗膜の劣化が進んでしまっているという事です。塗装の効果が完全になくなっています。
ここまで劣化が進んでしまうと、雨や風によりどんどん崩れていってしまいます。最終的には屋根材ごと落下することも。
屋根がむき出しになり劣化も急激に進むので早急に塗装業者に相談をしましょう。
まとめ
いかがでしたか?屋根塗装を行うかどうかの判断はつきましたでしょうか?
屋根塗装をできるだけ節約し、信頼できる塗装業者に依頼して快適に行っていきましょう!