外壁塗装の信頼できる保証とは?自社保証とメーカー保証の違い

初めて塗装工事をご検討の方へ

皆様は屋根・外壁塗装に保証がある事をご存知でしたでしょうか?

実は外壁塗装の手抜き工事や不具合などの失敗は直前には分からず数年後に現れることがほとんどです。

なお、外壁塗装の塗り替え目安は通常10年ですが、不具合や手抜き工事によって2.3年で剥がれや色褪せ、傷や傷みの不具合が発生します。

では実際にそれらが起きたらどうしたらよいのでしょうか。へたな業者に依頼してしまうと、補修を行ってくれません。その為結局またすぐ別の塗装業者やその失敗した業者に外壁塗装を行うことになります。決して安くはない外壁塗装費用が二倍になってしまいます。

そのような事がないようにに外壁塗装の保証制度があります。

今回はその保証制度の種類や内容、騙されやすい保証制度、保証とセットのアフターフォロー制度などについて解説していきます。悪徳業者に騙されない為にも、お客様思いの塗装業者を見極めるためにも是非ご覧になっていってください。

外壁塗装の「保証」基礎知識

ではさっそく、外壁塗装の保証についてご説明いたします。

まず外壁塗装の保証には2つ種類があります。それが自社保証メーカー保証です。

自社保証

自社保証とは、外壁塗装を行った業者による、工事に対しての保証です。保証内容(期間、条件など)も塗装業者により様々です。

ただし、注意していただきたいのが契約をとりたいがために保証期間だけ長く、その内容は充実していない保証です。「これだけ長く保証されているなら信頼できる!」と信頼してしまいがちですが、無料でなかったりするので気をつけてください。

メーカー保証

一方、メーカー保証は塗料メーカーが塗料に対して出している保証です。

塗料製品に瑕疵があった際に適用されます。自社保証と違い同じメーカーであれば同じ保証範囲となります。

保証の範囲(よくある誤解)

しかし、外壁塗装の保証にはよく誤解があります。というのも、5年保証、10年保証とされているため、「どんな問題が起きてもその年内だったら対処してもらえるのだろう」という誤解です。

保証といっても条件がある事がほとんどです。

自社保証はいわば「自社が塗装工事したことによる弊害」に対しての保証です。ひび割れなどの、原因が地震などの自然災害である場合には適用されません。

メーカー保証も、「塗料に対する保証」ですので、多くの場合外壁塗膜の剥離に対して保証されます。また、”外壁”塗膜ですので付帯部に問題が起きても保証されないことがほとんどです。

ちなみに、ずるい業者は契約をとるためにこれらのお話をしっかり伝えず、ぼかして伝えます。ただし誠実な塗装業者はこれらのお話もしっかりと伝えてくれるので、そういう所で優良塗装業者を見極めても良いですね。

外壁塗装の保証、ここに注意!トラブル事例

外壁塗装の保証では様々なトラブルが発生します。この記事を読み、よくある悪徳商法の手口や正しい保証についての知識を蓄え、トラブルを未然に防ぎ、良い塗装業者と契約をしましょう。

1.長すぎる保証に騙されて…

これは先ほども書きましたが、「長い保証期間に騙されてしまう」というもの。

長い保証期間で安心をさせて、実は保証内容の補修もお金を取って行うものであったり、そもそも計画倒産させて保証せずに逃げるつもりの場合があります。

「問題が起きたから塗装業者に連絡したらすでに倒産していた」という被害相談はよくあります。このような業者に騙されない為には「何年間も地域密着で活動している塗装業者」に依頼しましょう。

2.保証書自体をもらっていなかった

そしてもう一つのよくあるトラブルは「保証書をもらっていなかった」というもの。口頭だけでの説明で保証があるものと思っていても実際に書面でのやり取りを行わないと保証されないと思っておきましょう。

知り合いの塗装業者だから。知人の紹介だから。と、つい気が緩んでしまいますが自分の為にも相手の為にも書面での取り交わしはしっかりと行ってください。

保証対象外の施工不良箇所

外壁塗装の保証には保証対象保証対象外があります。保証書に詳しく記載がありますが、自然災害などによってできた被害は無効となる場合がほとんどです。

問題が起きたから保証を使って補修してもらおうとして肩透かしを食らわないように、しっかりと保証書を読み込み、納得した上で契約を行いましょう。

契約の際に気を付ける事

外壁塗装でのトラブルを避けるためには契約の段階に気を付けることがあります。それは保証書関連でも同じです。ここでは保証に関する契約での注意すべきポイントをまとめました。

自社保証やメーカー保証のどちらか、もしくは両方があるかどうか

両方ついている事が常ではあるものの、保証を付けるとなると料金が少しかかる場合があり、そこはお施主自身の決定となります。どちらにしても両方の保証が存在するかどうかを確認しましょう。

保証対象箇所と保証対象外箇所の記載

外壁塗装の保証には保証対象外箇所もあるため、書面にそれらの記載がない場合は塗装業者に確認し説明してもらいましょう。

保証書が発行されるかどうか

保証書の発行は当たり前のことですが、言わないと発行しない業者がいます。必ず保証書を発行してくれる塗装業者を選ぶようにしましょう。

第三者機関による保証があるか

外壁塗装工事には「瑕疵保険」というものも存在します。これは第三者機関による保証であり、加盟するにもいくつかの条件を満たさなければ入れない保険ですので、この「瑕疵保険」に加盟している業者はある程度信頼できると思っても良いでしょう。

保証のほかにも契約で確認すべきことはたくさんあります!こちらの記事もご覧になってください

まとめ

外壁塗装工事は出来上がりよりその後が重要です。外壁塗装後も安心して過ごせるように保証内容をしっかりと確認しておきましょう。

信頼できる塗装業者を見つけるためにも相見積もりを行っていろいろな業者を比較してくださいね。

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