相見積もりは2.3社が理想!どう行う?比較ポイント5つ

初めて塗装工事をご検討の方へ

「外壁塗装で一番大切なのは相見積もり」というのはよく見るフレーズかと思います。

相見積もりの何よりの目的は、「外壁塗装を成功させること」です。予算内で出来るだけ長く持つ塗装を行ってくれる腕が良く、対応も良い業者を見極めましょう。そうすることで、契約期間中も塗装期間中も気分よく過ごせ、余計なトラブルが発生することなく、ストレスのない外壁塗装工事となります。

そこで今回の記事では、「そもそも相見積もりって何?」から「相見積もりをする際のコツ」「相見積もりで業者を見極めるポイント」「絶対に避けるべき業者の特徴」をご紹介していきます。

この記事を読み賢く相見積もりを行い、理想に近い外壁塗装にしていきましょう。

相見積もりとは

そもそも相見積もりとは何か皆様ご存知でしょうか?

相見積もり:複数の業者に見積もりを依頼する事

これは、外壁塗装を成功させるためには必要不可欠で、いわば、やって当たり前の行為です。断るのが申し訳ない…と思う方もいらっしゃいます。しかし、外壁塗装業者は相見積もりを前提としてお客様に関わっていますのでここで遠慮しないようにしましょう。

妥協せず業者を選ぶことで今後10年の過ごし方が変わってきます。(屋根・外壁塗装の塗り替え目安は10年の為)

相見積もりは2~3社がベスト

よくある外壁塗装での失敗は、見積もりを1社だけに依頼し、比較できない為に相場以上の金額を提示されることです。

外壁塗装業界は悪徳業者が多い業界でもあり、多くの被害相談が寄せられております。

独立行政法人国民生活センター (kokusen.go.jp)によるリフォーム工事の相談件数

その様な悪徳業者に騙されない為にも、2~3社は必ず相見積もりを行いましょう。比較対象がないことにより足元をみられる事を避けられます。

逆に、比較対象が多すぎると管理や把握が難しく、手間が増えてしまいます。そうならない為にも、見積もりを依頼する段階で業者を精査しておく必要があります。

それでは、下記にその精査方法をご紹介していきます。

相見積もりを賢く取る秘訣と重要なポイント

それでは、「良い塗装業者」を見つけるための「相見積もりの取り方」をご紹介をしていきます。

まず、埼玉県お住まいの場合は、「埼玉 外壁塗装」と調べます。そうするといくつか埼玉県の外壁塗装業者が表示されるので以下の4点を確認していきましょう。

塗装専門店

それは、まず第一に、地域密着の塗装専門店である事です。

屋根・外壁塗装を依頼するのにオススメな塗装業者は何と言っても地域密着の塗装専門店です。大手に比べ安く、知識の豊富さや職人の腕もしっかりしていることが多くオススメです。

実績の記載は?

次に、その業者の実績を調べます。誇れる実績がある場合、〇〇県〇〇部門1位など、HPに記載があるはずですので確認してみましょう。

資格を持っているか

外壁塗装業者は資格も大切です。実は、外壁塗装業者を名乗るのに特別な資格はありません。そのため外壁塗装業界は悪徳業者が多いわけですが、その分資格を持っていることは信用材料のひとつになります。

施工事例をチェック

長くその地域で塗装業を営んでいる場合施工事例があるはずです。確認し、きちんと行っている業者かどうか判断しましょう。その際、車のナンバープレートや表札が隠れているかも確認しましょう。個人情報を守れる業者かの判断ができます。

施工事例のない業者は経験が浅いか、悪徳業者の可能性が高くなります。依頼しない方が無難ですね。

相見積もりを依頼する際の重要なポイント

続いて、相見積もりを行う際に、何よりも大事なポイントが御座います。それは、全ての塗装業者に同じ条件を伝える事です。

これは、同じ条件の見積もりを作成してもらうことで正しく比較ができるからです。もし違う条件で見積もりを依頼してしまうと金額や使う塗料が違うのも当たり前です。きちんとした比較ができなくなってしまうので必ず同じ条件を塗装業者に伝えましょう

もし条件が絞れない場合には何パターンかお願いするのも一つの手です。また、上手な塗装業者の場合現地調査やその後のやり取りでおすすめの性能や最適なプランを提案してくれることもあります。それによって求める条件も変わる事もありますよね。

まずそのような業者は良い業者ですので第一候補にし、他の業者にも変わった要望を伝えてみましょう。1回程度の条件変更は快く受け入れてくれる業者がほとんどです。嫌な顔をするような業者はそこまでの業者ですのでより良い業者を見極める一つの材料になりそうですね。

しかし何度も変更をお願いをするのは相手の時間を奪うマナー違反行為ですので注意が必要です。

希望条件の例

とはいっても、外壁塗装が初めての方はどのような希望を出せばいいか分からない事もありますよね。

そこで、他の方がどのような希望を出しているのかの例をご紹介いたします。

希望条件例
  • 高耐候の塗料を使いたい(10年は持たせたい)
  • 屋根は遮熱塗料を使いたい
  • コケが付きやすいことが気になる
  • ここは塗ってほしいここは塗らなくていい
  • ベランダの防水塗装をしたい

などです。

もちろん、希望が思い浮かばない場合は、「初めてでよく分からないのでアドバイスがほしいです」と言えば塗装業者も快くアドバイスをしてくれます。それを参考に希望条件を決めても良いですね。

相見積もりを比較する5つの項目

これまで説明させていただいた点を踏まえ、依頼する塗装業者を選んでいけば2~3社の中には確実に優良塗装業者がいるはずです。

この後はその2~3社を比較し、より自分に合った塗装業者を見極めていきましょう。その為のポイントを5つご紹介していきます。

現地調査の時間

現地調査の目安は30分前後です。もちろん建物の大きさや複雑さ、お客様との会話の関係で前後いたします。

10分や20分で現地調査が終わるような塗装業者は本当に見てくれているか、測定をしているのか、診断が出来ているのか怪しいです。逆に、1時間もの時間をかけている業者は一見丁寧なようにも感じますが、作業の効率が悪い可能性も考えられます。

プロであれば、そんなに時間をかけずに正しい診断が行えますので30分前後の現地調査を目安にそこら辺を判断してみてください。

塗装面積㎡

見積書に記載されている㎡数も大事な比較ポイントのひとつです。塗装面積によって使用する塗料量が変わるので広ければ広いほど見積額が高くなります。一方狭すぎれば塗料が足りません。そのため、明らかに塗装面積が大きく異なる注意しましょう。広すぎるのも狭すぎるのも問題です。

工程が細かく記載されている

理想は、書面をみただけでどんな工事が行われるのかを想像しやすい見積書です。

塗料名や塗り回数、足場設置、高圧洗浄など、行う工程は全て記載してある見積書が良い見積書です。

工程名
足場設置
外壁塗装
コーキング
屋根塗装
悪い例

このように、おおざっぱに書かれていると「それで、何をするんだろう」と感じませんか?

一方、下記のような見積書であれば行う工程がしっかり記載されており使用する塗料名やメーカー名も記載があればさらに安心です。

工程名
足場設置
高圧洗浄
外壁塗装
下塗り(塗料名/メーカー名)
中塗り(塗料名/メーカー名)
上塗り(塗料名/メーカー名)
目地撤去打ち替え
サッシ廻り目地増し打ち
屋根塗装
良い例

このように詳しく記載されていることにより不正に手を出しにくくなります。そのため悪徳業者は雑な見積もりであることが多いです。

アフターサポートの充実

優良塗装業者であればアフターサポートも充実していて当たり前です。何か不具合が出た時に素早く駆けつけてくれる業者や、業者の方から数年ごとに点検を行ってくれる業者だとありがたいですよね。

アフターサポートについてはこちら

担当営業の知識量や対応

良い塗装業者は対応も丁寧ですよね。また、知識も重要です。職人はプロですので素人の目を欺くのは簡単です。

ですので、知識のない営業ですと職人に騙されてしまいます。ですが、知識があれば見抜けます。

対応が丁寧で、知識のしっかりとした人かどうかを見極めていきましょう。

絶対に避けるべき業者の特徴

ここまで、良い塗装業者を見極めるための様々なポイントをお伝えしてきました。では次に、これだけは絶対に避けてほしい業者の特徴をお伝えします。

絶対に避けるべき業者の特徴
  • 一括見積もり
  • 大幅値下げ
  • 急かせる
  • ちゃんと断る

一括見積もり

一括見積もりサイトは一見便利なサービスのようにも思えます。しかしこの一括見積もりサービスはお客様と塗装業者を繋げる仲介手数料とで売り上げを立てています。

そのため、一括見積もりサイトを通すのと、個人で塗装業者に依頼をするのとでは金額がかなり変わってきます。同じ金額だとしても行えるクオリティに差が出ますので圧倒的に自力で業者を見つける方が安く・クオリティの高い・高耐候な塗装工事になります。

大幅値下げなどのキャンペーン

注意してほしいのが、「今ならキャンペーンで大幅値下げ中です。」というもの。外壁塗装費用はしっかりとした内訳の元構成されておりますので大幅値下げは有り得ません。どこかの費用を節約した手抜き工事となりますので絶対に避けましょう。

また、「今すぐにご契約いただけたら~」といったセールストークにも注意です。相見積もりをさせないための戦略、つまり「自信のない見積もりであり、塗装工事です。」という自己紹介のようなものです。

まとめ

今回は相見積もりの比較方法についてでした。今回ご紹介した優良塗装業者を見極める方法では悪徳業者をまず足切りし、さらに自分に合う優良塗装業者の見極め方のご紹介でした。最低でも、最後にご紹介した「絶対に避けるべき業者の特徴」を参考にして頂ければ最悪な事態は免れるはずです。

自分に合う業者と契約し、気分の良い外壁塗装にしていきましょう。

最後に、相見積もりを行い、キャンセルとなる業者には必ず断りの連絡をするようにお願い致します。気まずい時間ではありますが、断る業者の時間を奪わない為にも早めの連絡をしてあげてください。

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