その外壁塗装業者、『塗装技能士』『外壁劣化診断士』の資格持っていますか?

初めて塗装工事をご検討の方へ

決してお安い工事でない外壁塗装工事において業者選びでお困りの方が多いかと思います。

大事なお家を任せる以上、最低でも資格は持っている業者に依頼したいですよね。

そこで今回の記事では、塗装職人の国家資格「塗装技能士」と外壁の劣化を正しく診断できるかどうかを示す資格「外壁劣化診断士」の資格について解説していきます。

屋根,外壁塗装についての資格は他にもありますが、このふたつが主な資格となっております。

信頼できる優良塗装業者を『資格』という観点からわかりやすく解説していきます。

屋根&外壁塗装業での資格

屋根&外壁塗装業に関する資格は

  • 建設業許可
  • 外装劣化診断士
  • 塗装技能士

等いくつかあります。

特に、建設業許可は業者を見極めるのにとても良い材料です。是非覚えておいてください!

建設業許可

建設工事の完成を請け負うことを営業するには、その工事が公共工事であるか民間工事であるかを問わず、建設業法第3条に基づき建設業の許可を受けなければなりません。 

ただし、「軽微な建設工事」のみを請け負って営業する場合には、必ずしも建設業の許可を受けなくてもよいこととされています。 

軽微な建設工事とは、工事1件の請負代金の額が500万円未満の工事を指していて、外壁塗装工事は基本500万円行くことがないので、必要ないものではあります。

ですがこの許可をもらっているという事は国からの許可を得ているという事ですので、信頼に値すると思っていいかと思います。

外壁劣化診断士

一般社団法人住宅保全推進協会の認定資格です。屋根&外壁塗装では、最初にどの程度劣化しているのかを診断してからどのような工事をするか決めますから、正しく屋根や、外壁を診断できなくてはなりません。

その外壁の劣化を診断するスペシャリストが外壁劣化診断士です。知識が豊富ですので診断結果も正確なはず。

大事なお家を任せる訳ですから、信頼できる資格を持った塗装業者に外壁を依頼する必要があります。

外壁劣化診断士を持っているからといって必ず信頼できるとは限りませんが、業者選びの参考にはなるかと思います。

資格もなく、知識もなく、経験もない業者に任せてしまうと、必要のない施工を行い無駄なお金を取られてしまったり、必要な施工が行われず、劣化が進行してしまう事のないようにしましょう。悪意のある業者ならなおさらです。

おまけ

口ではいくらでも「資格持っている」と言えますが、実際に外壁について質問をしたり、「外壁劣化診断士」であれば下のリンクから資格を持っている人が確認できます。是非名刺からお名前を検索してみてはいかがでしょうか?

一級塗装技能士

こちらは国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会が実施する、塗装に関する学科及び実技試験に合格した者を指します。

一級、二級、三級と分けられており、二級は2年の実務経験、一級はなんと7年の実務経験を要します。

資格を取得する為には実技試験と学科試験の両方に合格する必要があり、その合格率は50%と言われており、何と7年の実務経験がある職人でも半数もの職人が落ちる厳しい試験です。

この資格を持った職人であれば塗装の技術は間違いないでしょう。

資格がなくとも外壁塗装業者を名乗れる?!

先程も記載しましたが、外壁塗装を名乗るために必要な資格はありません

そのため、近年屋根・外壁塗装業界では何の知識もなく、技術もない悪徳業者がはびこっています。

独立行政法人国民生活センター (kokusen.go.jp)によるとリフォーム工事の相談件数

表からわかるように、悪徳業者の数は増加の一途をたどっていますね。

では、なぜこのような事が起こるのかと言いますとその裏側には「塗装業を営むのに必要な資格が定められていない」ことがあります。

つまり、知識や技術がなくとも始められてしまうのが塗装業なのです。

悪徳業者がのさばるのにも納得がいきますね。

しかし逆を言うと、資格が必要でないにもかかわらず、お客様からの信頼を得るために建設業許可や外装劣化診断士、一級塗装技能士といったしっかりとした資格を持っている業者は、一概には言えませんが資格がない業者よりは信頼ができそうです。

資格の有無は業者選びのひとつ

信頼できる塗装業者に依頼するために一級塗装技能士や外壁劣化診断士は大事な価値判断のひとつですが、すべてではありません。資格を持っていながら悪事に手を染めるもの、資格を持っていると言いながら持っていないものなど様々おりますので注意が必要です。

資格の有無と、他の判断基準を交えて、ご自分に合う、より良い塗装業者を見つけていってほしいと感じます。そのためにも相見積もりは必ず行ってほしいです。

相見積もりを行うことで

  • 希望通りの塗装業者が見つかる
  • 適正価格で外壁塗装ができる
  • 詐欺にあいづらくなる

のようなメリットがありますので是非行って、より良い業者を見つけていきましょう。

詳しくはこちらの記事もご覧くださいませ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

屋根・外壁塗装業界において「一級塗装技能士」や「外壁劣化診断士」「建設業許可」は業者選びの大事な判断基準でした。

どれも取るには実務経験や豊富な知識などが必要な信頼できる資格です。

しかし、資格があるからと言って完全には信頼せず、相見積もりをとりしっかりといろいろな業者を見極めていきましょう。きっとご自分に合う塗装業者が見つかるはずです。

資格以外の判断基準についてはこちらの記事も参考にして頂ければと思います。

タイトルとURLをコピーしました